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相続税の仕組み

相続税の計算は、3つのステップで!

相続税を正しく求める3つのステップ

実は、相続税の出し方は、ひどく回りくどい計算のしかたをします。いったん、その相続で発生する相続税の総額を出してから、各人が負担する相続税額に降りていきます。具体的には、以下の4つのステップを踏んで求めます。ケーススタディも参考にしながら、ご覧になって下さい。

ステップ1 遺産を相続のルールに基づいて評価し、正味の財産額を計算する

(1)相続財産に生命保険と3年以内の贈与を加える

(2)借金や葬儀費用、非課税財産を差し引く

【計算方法】

(相続財産+生命保険金+3年以内の贈与)-(借金・葬儀費用)-(非課税財産)

=課税価格の総額(正味の相続財産)

<遺産評価早見表>
財産の種類 簡易計算法






現金 相続開始時の残高
預貯金 死亡した日の残高
有価証券(債権・投資信託・株式) 死亡した日の時価


家族が住み続ける自宅の土地(240㎡以下) 路線価など×20%
家族が住み続ける自宅の土地(241㎡以上) 路線価など
家族が住み続ける自宅の建物 固定資産税評価額
上記以外の敷地 路線価など
貸家の土地 路線価など×(1-借地権割合)
貸家の建物 固定資産税額かける(1-借地権割合)



自動車 下取り査定価格
家財 再調達に要する金額
美術品、骨董品 鑑定価格または時価
ゴルフ会員権 取引相場×70%
み財
な産
死入
亡る
時お
に金
死亡退職金 受け取った死亡退職金-非課税枠
死亡保険金 受け取った保険金-非課税枠

ステップ2 ステップ1で出てきた正味の財産額から基礎控除額を差し引き、税額を仮計算する

souzokuzeigaku.JPG【相続税額の仮計算】
正味の財産額が出たら、そこから法定相続人の人数で決まる
基礎控除額を差し引きます。差額がプラスなら課税、マイナスなら非課税となります。

<ケーススタディ:相続人が配偶者と子ども2人の場合>

財産の総評価額  8800万円
課税遺産総額
4000万円(8800万-4800万)
基礎控除
4800万円

課税遺産総額を算出できたら、これで税額を計算します。
法定相続人それぞれが法定相続分を受け取ったとして仮計算をし、相続税の総額を算出するのです。
法定
相続人
法定
相続分
課税遺産総額を
法定相続分で分けたら
各相続人の仮の相続税額
(相続額×税率-控除額)→※早見表(下表)参照
配偶者 1/2 2000万円 2000万円×15%-50万=250万円
長男 1/4 1000万円 1000万×10%=100万円
長女 1/4 1000万円 1000万×10%=100万円
仮の相続税額合計・・・・450万円

※相続税の早見表(2011年度改正)
法定相続分に
応じた取得金額
税率 控除額
1000万円以下 10% なし
3000万円以下 15% 50万円
5000万円以下 20% 200万円
1億円以下 30% 700万円
2億円以下 40% 1700万円
3億円以下 45% 2700万円
6億円以下 50% 4200万円
6億円超 55% 7200万円


ステップ3 相続人それぞれの課税額を算出する
ステップ2で算出した相続税の総額を、遺産取得分の割合に応じて各人が負担します。
配偶者には税額軽減措置があります。分割割合は、遺言がある場合はそれに添った割合で、遺言がない場合は相続人全員の話し合いにより決められます。

<各相続人の最終的な相続税額を計算する>
法定
相続人
実際に取得した
遺産の評価額
計算(実際に取得した遺産の額
÷財産の総評価額)
分割割合 相続税額
配偶者 5000万円 5000万円÷8800万円 56.8% 255.6万円
長男 2800万円 2800万円÷8800万円 31.8% 143.1万円
長女 1000万円 1000万円÷8800万円 11.4% 51.3万円




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